Gap Inc. の人権ポリシー

1969年のGap Inc. の創業以来、すべての人と地域社会の尊厳を尊重するというコミットメントはGap Inc. の指針であり続けています。私たちは「世界人権宣言」、「市民的及び政治的権利に関する国際規約」、「経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約」に明示されたすべての人権を尊重することを約束します。また、国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」に定められた中核的条約に従い、当社従業員およびサプライチェーンの従業員の権利を尊重することを約束します。ここでいう権利には、結社の自由及び団体交渉権、さらには、すべての個人が持つ強制労働を課されない権利、児童労働に従事させられない権利、差別を受けない権利が含まれます。サプライヤーを含むビジネスパートナーにも、同様の価値観を持ち、遵守することを求めます。

国連の「ビジネスと人権に関する指導原則」に沿った積極的な人権デューディリジェンスを行うことで、Gap Inc. は他者による人権への悪影響、悪影響への加担を回避するよう努めています。私たちは悪影響を引き起こしたり、それに加担した場合に、被害者が実効的な救済策を受けられるようにすることを約束します。この約束には、解決策を見出すために他者と協力すること、および人権への影響を軽減する他の救済策を受けることを妨げないことも含みます。私たちは人権が関わるビジネス上の意思決定のすべてに人権への配慮を組み込むよう継続的に取り組んでいます。この取り組みは、私たちの事業、商品とサービス、そしてサプライチェーンを含む取引関係において、世界中で適用されます。  さらに、Gap Inc. は当社が影響を及ぼす分野において人権を促進し向上する方法を模索し続けます。

主な重点領域

当社は社内外の専門家からの情報を基に定期的に人権評価を実施し、最も顕著な人権問題を見極めています。主な重点領域として、以下の3領域を特定しました:

サプライチェーンにおける労働条件

私たちにはGap Inc. の衣料品製造に携わる人々の人権を尊重する責任があります。ベンダーコンプライアンスプログラムを通じて、私たちはベンダーが安全、健康、かつ公正な環境で働くこと、そして尊厳と敬意を持って扱われるよう徹底しています。また、ベンダー行動規範を通じて人権に関するコミットメントを実践し、サプライヤー施設における評価、是正措置、能力開発および労働者エンゲージメントの各プログラムを通じて、その遵守を徹底しています。ベンダー行動規範では、当社のすべてのサプライヤーに「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」にある労働者の人権を尊重することも求めています。ここでいう人権には、結社の自由及び団体交渉権、さらには、すべての個人が持つ、強制労働を課されない権利、児童労働に従事させられない権利、差別を受けない権利が含まれます。これらのプログラムを通じて、当社は従業員の意見を直接聞き、彼らの懸念や優先事項の理解を深め、対応にあたっています。

私たちは、ビジネスパートナーと協力して悪影響に対処して是正し、トレーニングやエンゲージメントを通じ、ビジネスパートナーの人権を尊重する能力の向上に努める責任があると認識しています。従業員は苦情処理制度を自由に選択することができ、当社はあらゆる適切な機構と協力して被害者が救済策を受けられるようにすることを約束します。最も複雑かつ差し迫った人権課題に取り組むため、当社はILOのベターワークプログラム、サステナブル・アパレル連合、国連グローバル・コンパクトなどの共同イニシアチブにおいて同業他社と連携しています。

従業員の権利

Gap Inc. は、当社のビジネスのあらゆる面において、人権を根付かせることを目指しています。世界中の一人ひとりの従業員が、待遇において尊厳を守られ、それぞれの可能性を最大限に発揮できるようエンパワメントされるべき価値を備えた存在です。Gap Inc. の従業員として、私たちは一人ひとり、そして組織として、目的意識を持って働き、誠実に行動し組織を統率することを約束し、関連法令、規則および当社のポリシーを遵守する責任があります。当社のビジネス行動規範(COBC)には、差別、ハラスメント、報復の一切禁止など、深刻な人権問題に関する規定が含まれており、これらの責任を詳細に定めています。 世界中のすべての従業員が入社時にCOBCへと目を通し、これを遵守することに書面で同意し、その後その概要についてトレーニングを受けることを義務付けられています。

1969年の創業以来、インクルージョンはGap Inc. のビジネスアプローチとは切っても切り離せない関係にあります。Gap Inc. のインクルージョン&ビロンギングチームは、事業のあらゆる面に多様性を受容する慣行を根付かせるよう取り組んでいます。私たちは、サービスを提供する地域社会やお客様と同じように、従業員の集団としての多様性を確保すること、一人ひとりが自分の価値を認められ、尊重されていると実感し、自分の可能性を最大限に発揮するための手段を持てるカルチャーを育むことに徹底して取り組んでいます。

女性のエンパワメント

Gap Inc. は工場従業員のため労働条件の向上を目指し、世界各国で女性のためジェンダー公平性のギャップを埋めることに注力しています。アパレルサプライチェーンの労働者の大半が女性であることを踏まえ、当社の国際プログラムは女性のエンパワメントに注力しています。 私たちのコミットメントを実現するため、私たちはP.A.C.E. (Personal Advancement & Career Enhancemen:個人の能力とキャリアの向上)およびRISE(Reimagining Industry to Support Equality:業界におけるジェンダー平等の促進)プログラムを導入し、女性に職場と家庭における地位向上に必要なスキルと自信を身につける機会を提供しています。

ガバナンス

Gap Inc. 全従業員が、人権を尊重する責任を負いますが、本ポリシーの実行に対する経営陣としての監督と責任は、チーフサプライチェーン&トランスフォーメーションオフィサーが率いるグローバルサステナビリティチームが担っています。Gap Inc. 取締役会のガバナンス&サステナビリティコミッティは、取締役会レベルでの本ポリシーの実行を監督しています。このコミッティは年に4回以上のミーティングを開催し、当社の事業の持続可能な成長を支援するため社会、人権、環境の問題と影響に関わる当社のプログラム、ポリシー、慣行を見直し評価しています。グローバルサステナビリティチームはベンダーコンプライアンスチームと協業して本ポリシーのコミットメントを実行する責任を担います。

実行

グローバル企業であるGap Inc. は、各地域の法律が国際的な人権基準と相反する状況に直面する場合があります。このような状況が発生した場合、Gap Inc. は適用されるすべての法律を遵守し、人権と本ポリシーを尊重する精神のもと、解決策を模索します。

私たちは継続的に人権デューディリジェンスを行い、世界中の主要なステークホルダーとエンゲージメントを高め、私たちのアプローチを改善し続けることを約束します。Gap Inc. でポリシーを実行する主要な従業員やビジネスパートナーに対して本ポリシーに関するトレーニングを策定、実施し、進捗状況を毎年発行するインパクトレポートで報告します。

Gap Inc. のCOBCホットラインは、Gap Inc. と取り引きのある人やGap Inc. の従業員であれば誰でも、ビジネス行動規範違反の疑いに対する懸念を申し立てるために利用することができます。懸念には強固な社内プロセスを通じて対処し、調査結果を踏まえてポリシーや慣行を定期的に更新しています。工場レベルでは、従業員が報復を恐れずに苦情を申し立てることができる、機密性と匿名性が確保された相談窓口を設けることを施設に義務付けています。 また、苦情の申し立て先である労働者委員会を支援し、ベンダーコンプライアンス評価プログラムを通して同委員会の正常な機能を確認しています。

Gap Inc. プレジデント&CEO、Richard Dickson

詳しくはリソースページにアクセスし、年次インパクトレポートをご覧ください。