歴史あるブランドの魅力を伝えるPR

 

牧野 久美子
Gap PRマネージャー(2014年入社)

 

Gapブランドのビジョンやアクションに惹かれた

ギャップジャパンに入社する前は、アパレル業界専門のPRエージェンシーに勤務。その当時からGapには憧れを抱いていました。というのも、「洋服を売る以上のことをしよう」という企業理念であったり、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する活動だったり、その視座やアクションが素敵だなと思っていたんです。気づけば、私もその一員になりたいと思い、入社していましたね。

実際に働いてみて感じたのは、スタッフのポジティブなマインドセット。みなさんそれぞれのポジションに誇りを持ち、リスペクトし合っている。それでいて、仕事とプライベートのメリハリはしっかりついている。

外資系企業というと淡々と個人の業務をこなすイメージがありましたが、ギャップジャパンでは、それぞれが得意なところを持ち寄って結束し、チームで困難を乗り越えていくんです。

一見華やかに思われるPRですが、実は膨大な段ボール箱からサンプルを取り出して整理したり、時には早朝から撮影が入ることもあったりと大変な場面も多いです。しかし、うちのチームではイヤな顔をする人はおらず、一丸となって楽しく取り組むことができています。おかげさまでこれまで「明日会社に行くのがイヤだ」と思ったことはありません。

 

 

言葉とコミュニケーション力で人の心を動かす

PRの難しさであり、おもしろさは、言い方ひとつで伝わり方が全く変わってくること。たとえばTシャツを販売するときに「これはTシャツです」と伝えるのか、「これはほかのブランドとこのような違いがあって、こういうシーンで着るといい」と伝えるのかで、受け取り手の反応は全く変わってきます。もちろん結果が出るのは、後者。そのように成果を生み出す言葉を生み出すために、毎回頭を捻っています。

また、取り巻くステークホルダーが多いこともPRの特徴のひとつ。媒体とのタイアップ企画では、自ら予算や企画内容を交渉し、自分たちにとっても、相手にとっても、Win-Winになるようにより良い施策を考えます。

コミュニケーションを取る相手は、社外だけに限りません。社内の各部署も同様。

たとえば店内装飾を制作するクリエイティブチームには、ただ「このようなクリエイティブをつくってください」と伝えるのではなく、「こういう意図で、こういうカスタマーに、こういうメッセージを伝えたい」という狙いから伝えていきます。「どんなスタッフも、お客様にとって良い空間・体験をともにつくっていく仲間」。そんな想いを伝えられるように意識しています。

 

 

愛するブランドの顔を守る醍醐味を、全身で感じる

Gapは、誰しもが知っているブランドですし、長い歴史もあります。PRとして、その顔を守っていくことは、決して簡単なことではなく、責任も重大です。ただ、このようなブランドのPRを担いたいと思っても、実際にその業務を担当できる人は一握り。幸い、私にはそのチャンスが巡ってきました。プレッシャーに負けそうになることもありますが、重圧を感じると言うことは、それだけ自分がブランドを愛し、リスペクトしているということ。「自分が感じているブランドへの強い想いをより多くの人にも届けよう」と考えることで、プレッシャーすらも推進力に変わっていきます。

私は、目標とするキャリアがあってそこを目指していく、というタイプではありません。それは、少し上のレベルの仕事にチャレンジし続けることで、自然とキャリアがついてくると考えているから。

ギャップジャパンには、自分の視野を広げスキルを高めてくれる上司やチームメイトがたくさんいます。「その人たちの仕事を真似してみよう」「どうしたら自分も同じ水準で仕事ができるようになるだろう」と思考しながら働くことで、自然とキャリアは形成されるはず。これからも、上を見ながらキャリアアップを目指していければと思います。