気候のギャップを埋めるための取り組み

環境課題は国境を越えた地球規模の問題として、世界中の人々とあらゆる地域社会に影響を与えています。
私たちの自然資産を守ることは、Gap Inc. のビジネス戦略の基本であり、未来の中核をなすものでもあります。

当社は、事業運営の環境影響への対処に重点を置くアプローチを取り入れています。サプライヤー、企業、NGO、
政府、地域団体と協力して当社のコミットメントに対する進捗を推進し、地球の繁栄を維持するために当社が果たすべき役割を全うします。

詳細については、最新のインパクトレポート環境ポリシーおよびその他の開示情報をご覧ください。 

気候

当社は最新の気候科学の知見に従い、科学的根拠に基づいた以下の目標を達成することに全力で取り組んでいます。

- ​2050年までに、バリューチェーン全体でネットゼロ排出を達成する

- 2030年までに、スコープ1および2の温室効果ガス排出量を、2017年比で90%削減する

- 2030年までに、スコープ1および2における使用エネルルギーを、2017年比で100%再生可能エネルギー由来にする

- 2030年までに、スコープ3の購入製品やサービスからの温室効果ガス排出量を、2017年比で32.5%削減する

スコープ1および2のコミットメントの達成に向けては、仮想電力購入契約(vPPA)やオンサイト設備の導入など、再生可能エネルギーへの投資を行っています。また、空調設備の入れ替え、事業運営の電化、スマートエネルギー管理システムへの投資を通じて、店舗、オフィス、ディストリビューションセンターのエネルギー効率向上にも取り組んでいます。

スコープ3のコミットメントの達成に向けては、サプライヤーと提携し、サプライヤーによる脱炭素化目標の設定、効率向上、運営の電化、再生可能エネルギーの調達を支援しています。さらに、商品に使用する繊維を低炭素排出の代替繊維に転換しています。

Gap Inc. は国連気候変動枠組条約(UNFCCC)を遵守し、ファッション協定連合を通じた活動に参画し、国連ファッション業界気候行動憲章に署名しています。輸送による環境影響の低減のため、北極海企業海運誓約に署名し、2011年よりEPA(米国環境保護庁)のスマートウェイパートナーとなっています。

Gap Inc. の気候ポリシーをご覧ください。



私たちは安全な水の利用は基本的人権であり、企業の責任でもあると確信しています。当社のウォータースチュワードシップアプローチでは、水を当社の事業、地域社会、そして環境にとって重要な天然資源として認識しています。

Gap Inc. の水戦略では、以下を重視しています。

アクセス:衣料品業界の影響を受ける地域社会において、安全な水と衛生設備へのアクセスの改善および公平なアクセスの実現を通じて、2030年までに500万人を支援することを目標としています。

削減:水不足地域のサプライヤーを優先して支援し、効率向上と事業活動における再生水利用の拡大による、淡水取水量の削減を図っています。Gap Inc. のWashwell™プログラムは、サプライチェーンにおける淡水使用料の削減を促進しています。

還元:私たちは、生態系への水の還元と淡水資源の回復力強化につながる、自然を活用したプロジェクトやインフラプロジェクトに投資し、レジリエンスのあるサプライチェーンを支援します。

Gap Inc. は、CEO Water Mandate、Water Resilience Coalition、WASH4Work、Alliance for Water Stewardshipに参加しています。また、水還元プロジェクトの評価においては世界資源研究所のVolumetric Water Benefit Accounting(VWBA、容積測定水便益会計)ガイダンスに従い、サプライチェーンの水リスク評価においては世界自然保護基金の水リスクフィルターを活用しています。

商品

私たちは、自然に依存するとともに、自然と協働する存在であることを認識しています。Gap Inc. は気候変動と水資源にかかわる取り組みに、繊維調達の選択を連動させるため、優先繊維であるコットンとポリエステルを、環境負荷の低い代替素材へと転換する取り組みに投資しています。私たちはサプライヤーと連携し、商品選択でのリスク排除と、製造工程の改善に継続的に取り組んでいます。
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当社の商品に使用されているコットンはすべて、BCIコットン、米国産認証済みコットン(USCTP)、オーガニックコットン、コットン・イン・コンバージョン(有機栽培への移行中コットン)、リサイクルコットン、環境再生型コットンなど、持続可能な供給源から調達しています。

ポリエステルを再生資源から調達することを目標とする、テキスタイルエクスチェンジの「202年rPETチャレンジ」の目標を上回りました。

2022年には、危機に瀕している古代森林の木材を原材料とする繊維の使用を廃止しました。
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私たちは、マイクロファイバーコンソーシアム(TMC)のメンバーとして、繊維製品に使われるマイクロファイバーについて理解を深めるための研究に寄与しています。また、当社商品やテキスタイルバリューチェーン全体における繊維脱落に関する理解の向上に取り組んでいます。研究によって、他の生地よりも繊維脱落が多い生地もあることが明らかになっています。また、家庭での洗濯によるマイクロファイバーの脱落は、洗濯乾燥の頻度を減らし、かつ低温で行うこと、マイクロファイバー捕捉用品(洗濯ネットや家庭用洗濯機用フィルター)を使用することで削減可能であることも示されています。

Higg Materials Sustainability Index(素材サステナビリティ指標、MSI)やテキスタイルエクスチェンジのPreferred Fiber and Material Matrix(推奨繊維・素材マトリクス、PFMM)などのアパレル業界ツールを活用しているほか、Cascale、テキスタイルエクスチェンジ、CanopyStyle、マイクロファイバーコンソーシアム(TMC)をはじめとする団体と連携しています。

Gap Inc. の動物由来素材ポリシーおよび木材由来繊維ポリシーをご覧ください。

化学物質

サプライチェーンにおける化学物質と廃水の効果的な管理は、私たちの環境戦略の重要な要素です。当社のアプローチは、世界各国の規制、有害性およびリスクに関する考慮事項、業界のベストプラクティスにもとづいています。私たちは業界の基準に沿った化学物質と廃水のガイドラインを導入し、サプライヤーと連携して懸念される化学物質の段階的廃止に取り組んでいます。当社は、AFIRMグループ(アパレルおよびフットウェアに関する国際RSL管理グループ)の制限物質リスト(RSL)、有害化学物質排出ゼロ(ZDHC)のための製造時使用制限物質リスト(MRSL)に準拠しています。
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2023年には、PFASの意図的な使用を禁止し、PFASベースの仕上げ加工剤の意図的な使用を排除しました。
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Gap Inc. の水質プログラム(WQP)を通じ、サプライヤーはZDHC廃水ガイドラインに従い、排水汚泥にかかわる第三者検査を実施し、発見された不適合に対処するための是正措置を講じることが義務付けられています。Gap Inc. は、サプライチェーンにおける責任ある化学物質管理を推進するため、AFIRMグループに参加しています。サプライヤーの化学物質管理慣行を評価し、ベンダー行動規範およびHiggインデックス施設・工場環境モジュール(FEM)を通じて、継続的な改善を支援しています。
Gap Inc. のPFASポリシーをご覧ください。

廃棄物と循環性

私たちは事業に循環性の原則を取り入れるための取り組いを積極的に進めています。具体的には、商品へのリサイクル素材の使用、廃棄物削減や投入資材の再利用とリサイクルに向けたサプライヤーを支援、商品授業の延長に向けた取り組みの試行を行っています。また、店舗のハンガーやディストリビューションセンターのプラスチックフィルムのリサイクル、ポリ袋やeコマース用配送梱包資材へのリサイクル素材の使用、紙製ショッピングバッグへの移行などを通じ、自社運営施設の廃棄物の排除にも取り組んでいます。

Gap Inc. はthredUp®と提携し、対象ブランドで利用可能なショッピングクレジットと引き換えに、状態の良い中古衣料品をThredUp®の「クリーンアウトキット」に入れ、再販できるよう送っていたただくようお客様に呼びかけています。ThredUp®によりAthletaの再販サイト、Prelovedが2022年より運営されているほか、GapブランドはTroveとのコラボレーションによりビンテージ品を提供しています。 

詳しくは、リソースページおよび年次レポートページをご覧ください。