評価と改善

Gap Inc. はサプライチェーンにおける透明性とパートナーシップを通じて、 労働者のウェルビーイングの向上、人権の保護、環境への影響の軽減、業績の向上を目指します。

Gap Inc. は、評価と改善プログラムを用いてサプライヤーを評価し、最もパフォーマンスの高い施設との取引を増やすことで改善を奨励しています。

目標

進捗

2023年および2025年まで

SLCPやILOベターワークを含む業界規模の取り組みに、Gap Inc. のすべてのティア1施設が2023年まで、すべてのティア2の戦略的提携工場が2025年までに参加することを目指す

2021年

•ティア1:75%

•ティア2戦略的提携工場:40%

2025年まで

Gap Inc. の調達の80%を緑色に格付けされた工場に割り当てることを目指す

2021年

•調達量の68%が緑色に格付けされたサプライヤーに割り当てられている

私たちのアプローチ

Gap Inc. の労働条件への対処、サプライヤーとのパートナーシップ向上の円滑化、持続可能性に関連するパフォーマンス改善へのアプローチは評価と施設監査から始まります。これらはGap Inc. のILOベターワークと社会労働コンバージェンスプログラム(SLCP)を通じて実施します。当社のサプライヤーサステナビリティ評価マニュアルには、担当チームが労働や労働条件に関する問題の評価と改善に使用する手順が記載されています。

私たちは3種類の評価を行っています。 (1)初期評価:評価と承認の対象となった施設に行う最初の総評価。(2)総評価:Gap Inc. ベンダー行動規範(COVC)の全セクションを網羅して実施。(3)フォローアップ評価:初期評価と総評価で発覚した問題に対する施設の対処の進捗を評価。これらの評価を通じて新たな問題を記録、報告することがあります。

Gap Inc. はリスクベースのアプローチをとり、当社のブランドの商品製造に携わるスタッフの評価を実施しています。ほとんどの施設に対して総評価を毎年度行う一方、低リスクに分類した施設には隔年で評価を行っています。すべての評価においてマネージャーとの面談、機密の労働者面談、目視での観察、文書や記録の確認を行います。事前告知あり、事前告知なし、部分的事前告知ありの評価を実施しています。

各評価後、「法令遵守」「環境」「労働基準」「労働安全衛生」「管理システム」の5項目に対して色分けによる格付けを行います。

  • 緑:違反が少なく、重大な違反がない高パフォーマンスの施設

  • 黄:平均的なパフォーマンスの施設

  • 赤:1つ以上の深刻な問題に対処する必要がある施設

重大かつ深刻な違反の反復は、コンプライアンス違反よりも施設の格付けにより大きなマイナスの影響を与えます。Gap Inc. の厳しい承認プロセスにより、赤色に格付けされた施設は当社の調達拠点になることができません。施設が赤色に格付けされた場合、当社は是正措置の計画と問題解決のために現実的な期間を提供します。施設やベンダーが継続的なコンプライアンス違反に対処できない場合、私たちは責任ある撤退計画を作成し、一方で取引停止中に未解決の問題に対処するため施設の監視を継続します。

問題の改善

工場との協働におけるGap Inc. の重要な信条として、私たちは特定した問題の解決に取り組むことを掲げています。

苦情窓口、評価、社外のステークホルダー、その他の報告システムにより深刻な問題や労働者の権利に影響を及ぼす申し立てが発覚した場合、直ちに処置を開始しますが、一週間ほどかかる場合もあります。申し立てを受けたら、当社の社内部署を含む関係者に問題の状況や次のステップを通知します。現地のサプライヤーサステナビリティチームがリスクを評価し、責任者を決定し、さらなる調査や精査を実施します。そして苦情申立人、施設、ベンダー、国内外のステークホルダーグループ、同じ施設から調達を行う他のブランドと協力して、詳細な根本原因の分析を行い、施設の管理システムを評価します。また、該当施設で申し立てのあった違反に関連した作業のすべてを直ちに停止します。

問題が当社のCOVC違反や人権ポリシー違反だった場合、関係者にすべての調査結果を報告し、是正措置計画(追加の是正措置に関する管理者のフォローアップを含む)を作成します。該当する問題が解決し、Gap Inc. が評価と改善の枠組みを通じて当社のCOVCと人権ポリシーの期待内容に合った適切な是正が行われたと判断した際、苦情処理が終了したと見なします。

各施設が提出する是正措置計画には以下の情報が含まれます。

  1. Gap Inc. の評価レポートに記載された指摘事項への対応計画。
  2. 指摘事項の原因を排除するための具体的な是正措置。これにはポリシーや手順書の作成または更新、能力開発、その他関連する措置が含まれる場合があります。
  3. 根本原因の分析が行われた場合、是正措置はその原因に対して実施されます。
  4. 施設で各是正措置を実行する責任者の情報。
  5. 各是正措置を完了する期日。

Gap Inc. の評価担当者は施設が設定したスケジュールに従い、是正措置計画について施設のフォローアップを行います。施設はGap Inc. のサプライヤーサステナビリティチームに対して、評価レポートに記載された各問題のタイムラインに従って実施した是正措置の証拠を送る責任があります。評価担当者は証拠を確認し、その問題が施設外での証拠確認で解決できるか、または施設内での検証が必要か、施設に報告します。

当社はフォローアップ評価を通じて進捗をモニタリングします。未対応または期限の超過した問題がある場合、当社のサプライヤーサステナビリティチームとグローバルサプライチェーンチームが引き継ぎ、さらなる調査を実施します。それでも重大または深刻な問題が未解決の場合、当該サプライヤーへの以降の発注を停止、もしくはサプライヤーとの関係を終了することがあります。