化学物質の管理

Person dropping liquid into a beaker

製造業で使用される化学物質のうち全世界のアパレル業界による使用は高い割合を占めています。このような化学物質が排出されることよって地域の水資源を脅かし、周囲地域で暮らす人々に影響が及びます。

目標

進捗

2023年秋までに

撥水剤、シミ防止剤、耐候性商品のすべてをPFCフリーにする

2021年

  • PFCベースの仕上げ加工剤を使用した素材のうち92%を他の素材へ変更、または、使用を廃止することに成功
  • PFCベースの仕上げ加工剤を使用した素材から製造された傘下ブランド全体の商品点数は2%未満で、撥水またはシミ防止加工製品の38%はPFCフリーの仕上げ加工剤を使用しています。

私たちのアプローチ

制限物質リスト(RSL)や製造時使用制限物質リスト(MRSL)、PFCポリシーなど私たちの化学物質規制は、世界的な規制、有害性および危険性評価、AFIRMグループのRSLやZDHC MRSL、ZDHCの廃水ガイドラインなど業界ガイドラインをもとに作成されています。私たちは、ベンダー行動規範(COVC)と工場を対象とした最低限の期待値を通じて、サプライヤーに要求事項を伝えています。

私たちはサプライチェーン内で有害化学物質の排出をなくすことを目指しており、PFCをサプライチェーンから排除するなど、特に懸念される化学物質の段階的排除に取り組んでいます。私たちのブランドが十分な情報を得た上で意思決定し、サプライヤーのコンプライアンスをサポートできるよう、社内で「染色・仕上げ加工・湿式処理ツールキット」を作成しました。PFCポリシーのコンプライアンスを促進するため、撥水・耐候性性能のためのPFCが含まれない仕上げ剤や材料の許容リストを社内で管理し、サプライヤーと共有しています。

化学物質の管理を行うための私たちのアプローチには3つの重要な要素があります。

  1. 業界とのパートナーシップと基準:私たちは、Apparel Impact Institute(Aii)やApparel and Footwear International RSL Management(AFIRM)Group、Sustainable Apparel Coalition(SAC)などの業界団体と提携し、ベストプラクティスの支援やサプライヤーのパフォーマンスの監視、より安全な化学物質の使用を奨励するための一貫した一連のツールやプロセスを導入しています。
  2. サプライヤーのエンゲージメント:優先サプライヤーには、環境管理の中でも特に化学物質の管理慣行を評価するHiggインデックス施設工場環境モジュール(FEM)を満たすことを期待しています。さらに、化学物質の管理および廃水の水質要件を、Gap Inc. の水質プログラムおよびミルサステナビリティプログラムを含むサプライチェーンプラグラムと統合しました。コンプライアンス違反には適切な是正措置をとって対応するようサプライヤーに求めています。
  3. コンプライアンスとモニタリング:商品、商品の部品、流出排水の第三機関による試験や業界データの各プラットフォームの利用を通じて、当社はサプライチェーンのパフォーマンスを監視し、世界中の化学物質規制とGap Inc. の化学物質制限への準拠を検証しています。化学プログラムのパフォーマンスは施設評価に反映されます。

化学物質の管理方法について

  1. インプット管理
    有害化学物質の使用や排出を減らすためには、より良い化学物質の投入や出発原料を選択することが不可欠です。
  2. プロセス管理
    人そして環境の両方に対するリスクを低減するためには製造において化学物質管理のベストプラクティスを守ることが欠かせません。
  3. アウトプット管理
    アパレルやフットウェアの製造のアウトプットには完成品だけでなく廃水も含まれます。