公平性のギャップを埋めるための取り組み

当社の衣料品製造に携わる労働者の大半は女性です。しかしその多くが、限られた教育機会、育児や介護負担の偏り、職場での不当な扱いなど、安全、心身の健康、昇進の機会に影響を与えるおそれののある根強い障壁に直面しています。

Gap Inc. では、女性支援、職場環境の強化、リーダーシップや昇進機会へのよりインクルーシブな道筋の創出に取り組むプログラムに投資し、こうした格差解消に貢献するよう尽力しています。サプライヤー、同業他社、市民社会団体とのパートナーシップを通じ、公平でレジリエンスの高いアパレル業界の構築に取り組んでいます。2007年以降、Gap Inc. が実施してきたジェンダー平等に向けた取り組みへの投資の累計受益者数は180万人以上に達しています。

パートナーシップ

RISE

2007年に、Gap Inc.は国際女性研究センター(ICRW)と提携し、P.A.C.E(個人の向上 & キャリアの向上)を立ち上げました。これは、女性がスキルや自信を高め、職業上の成長機会を得られるよう設計された教育プログラムです。P.A.C.E. は累計100万人以上の女性を支援し、グローバルサプライチェーンにおけるジェンダー平等を促進するというGap Inc. の長年のコミットメントの基礎を固める助けとなりました。

しかしP.A.C.E. は始まりにすぎませんでした。こういった課題は一企業だけの問題にとどまらず、集団でのアクションが必要です。Gap Inc. は2023年にBSRのHERproject™、CARE、ILO-IFCベターワークとともに、「RISE:Reimagining Industry to Support Equality(業界におけるジェンダー平等の促進)」を立ち上げました。

RISEには、ブランド、製造業者、市民社会、労働組合が結集し、アパレル、フットウェア、繊維業界におけるジェンダー平等を促進します。創業メンバーとしてGap Inc. はRISE運営委員会に名を連ね、各種専門ワーキンググループにも参加しています。私たちはRISEを通じて、実績のあるプログラムを拡大し、ビジネス慣行にジェンダー平等を組み込み、業界全体で広範なシステム変革の推進に取り組んでいます。

能力開発プログラム

Gap Inc. は、米国外のTier 1施設と協力し、従業員、監督者、職場委員会、経営陣向けの実践的なツールやトレーニングを通じて、職場基準の日常業務への定着に取り組んでいます。これらのプログラム全体にジェンダーの視点を組み込むことで、当社は女性の管理職登用および昇進の機会を平等に得られる職場づくりを支援しています。

RISE ファウンデーションズ

RISEファウンデーションズ(RISE Foundations)は、縫製工場で働く労働者が職場と人生の両面で輝くために必要な基礎的スキルを培うプログラムです。Gap Inc. のP.A.C.E. プログラムで実証されたコンセプトを基に設計されたRISE ファウンデーションズは、コミュニケーション、問題解決、金融リテラシー、労働者の権利と責任、性と生殖の健康に関するトレーニングを提供しています。参加者からは、自信が増し、コミュニケーション能力が磨かれ、権利に対する意識が高まったという声が寄せられています。

ワークプレイス・コーペレーション・プログラム

ワークプレイス・コーペレーション・プログラムは、労使間のコミュニケーションと問題解決を強化するプログラムです。ILO-IFCベターワークと共同で開発されたこのツールは、職場のコミュニケーション、リスク評価、安全衛生、ジェンダーダイナミクス、中核的労働基準などに関する研修を労使委員会に対して提供しています。評価結果では、当プログラムに参加することで、労使委員会が職場の問題をより効果的に提起し、対処することができるようになり、信頼の構築と労働環境の改善につながっていることが示されています。

監督スキルトレーニング

監督スキルトレーニングは、効果的で包括的な現場のリーダーを育成します。ILO-IFCベターワークとともに開発されたこのトレーニングは、現在および将来の監督者に対し、傾聴、紛争解決、時間管理などスキル習得を支援します。また、このプログラムは、女性が監督職に就き、リーダーシップの機会を得る心構えができるように助け、ジェンダーの平等も支援します。  評価結果では、このトレーニングを受講した監督者は従業員に対し、敬意ある態度をとり、より良好なコミュニケーションが図れるようになっていることが示されています。

詳しくは、リソースページおよび年次レポートをご覧ください。