サステナビリティに対するコミットメント
Gap
Gapではサステナビリティの実績向上に取り組んでおり、サステナブルコットンに対するコミットメント、革新的な節水プログラム「Washwell(ウォッシュウェル)」、サステナブルなファッションを消費者に向けて打ち出すプラットフォーム「Gap for Good」などを通じて前進を遂げてきました。
2017年、Gapは2021年までに同ブランドで使用するコットンはすべて、ベター・コットン(ベター・コットン・イニシアチブの基準を満たしたコットン)、オーガニックコットン、再生コットン、アメリカ産コットンを含む、より持続可能な調達源から仕入れるという大きな目標を立てました。また、2021年までにWashwellプログラムによる製造という条件を満たした商品(デニムジーンズ、ジャケット、ショーツを含む)の割合を75%まで上げるという目標を設定しています。Washwellは2016年にGapが開発したデニムのウォッシュ加工プログラムで、製造における洗浄工程で水の使用量を削減できます。2018年には実用規模を拡大し、現在はGap Inc. の各ブランドで幅広く使用されています。2017年にWashwellプログラムに参加していたベンダーは16社でしたが、2018年にはその数が19社に増えました。それに伴い削減できた水の使用量は2017年の7,660万リットルから、2018年には9,890万リットルに増えました。
Gapではサステナブルコットンや節水のための投資以外にもサステナビリティに関する消費者へのコミュニケーションを強化してきました。2017年にはGap for Goodのプラットフォームを立ち上げました。この一環として、ブランドのサステナブルコットンへのコミットメント、Washwellによる加工や水質管理プログラムなどの水に関する取り組み、さらにはP.A.C.E. が発信する女性のエンパワーメントについての情報をオンラインで提供しています。さらには、ストア従業員がGap for Goodを支える主要プログラムについて説明ができるようにトレーニングを実施し、商品に直接つけられるラベルだけでなく、ストアディスプレイ、商品説明、SNSやその他発行物を通じ、カスタマーにコミュニケーションを行っています。
Banana Republic
Banana Republicは、サステナビリティをデザインや製造過程における意思決定に組み込むことで、商品一つひとつの環境負荷の低減に取り組み続けています。またブランドとして、サステナビリティに関するゴールと主要な指標を設定しています。
- 2025年までに節水技術やより安全な化学物質管理を取り入れ製造された商品の割合を50%に
- 2023年までにさらに環境にやさしいデニムの製造を実現
- 2023年までに持続可能性の高い供給源からのコットン調達率を100%に
- 2023年までに持続可能な繊維による製造の割合を50%に
商品のサステナビリティ
ゴール
Gap Inc. :
- 2020年までに原生林や消滅の危機に瀕する森林の木材に由来する繊維の使用を中止する
Gap:
- 2021年までに商品に使われるコットンの100%をベター・コットン・イニシアティブ(BCI)やオーガニックコットン、リサイクルコットン、米国産コットンなど、持続可能な供給源から調達する